【質問】数学:不等式 ーm²+5≧0 の計算について

〔質問〕

ーm²+5≧0 を計算すると、
m²−5≦0 となるそうなのですが、このときなぜ記号の向きが逆になるのかわからないので説明してください。

〔回答〕

不等式の計算をする際、「両辺に負の数をかける」または「両辺を負の数で割る」場合、不等号の向きを入れ替える必要があります。
今回の場合、「両辺に-1をかける」ことで m²−5 と 0 を得ていますので(2つ目の式)、(負の数をかけているということで)不等号の向きを入れ替えることになります。

〔補足〕

なお、不等号の向きが変わる理由ですが、
まず、そもそも「負の数をかける(または割る)」というのは、数直線上で「0を挟んだちょうど反対側に飛ばす」ということを意味します。
例えば、3 に -1 をかけた -3 は、-3 … 0 … 3 というような感じに、
5 であれば、-5 … 0 … 5 という感じになります。

これらを合わせると、-5 → -3 → 0 → 3 → 5 の順番になるわけですが、
つまり、元々 3<5 の大小関係があったものに対して、それぞれ-1倍すると、
より大きかった方(5)が、より反対側に遠く飛ぶ(-5になる)ことで、大小関係が -5<-3(-3<-5)というように入れ替わる、ということになります。

なので、不等式で負の数をかける(または割る)際は、大小関係が入れ替わるということで、不等号の向きを変える必要があります。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています