【質問】社会(中学):近代国家と中央集権国家の定義の違いを教えてください。

〔質問〕

近代国家と中央集権国家の定義の違いを教えてください。

〔回答〕

端的に言うと、
・中央集権国家:国全体を管理する組織に権力が集中している国のこと
・近代国家:「近代における特徴」が見られる国で、その特徴の1つとして「中央集権体制」が見られる
というものです。

別の言い方をするなら、
古代や中世にも中央主権国家はありましたが、「近代における特徴」は見られないため、近代国家には該当しない、という感じです。

〔補足〕

近代国家の方は明確な定義がない(人によっていろいろな定義の仕方が生じうる)ですが、
一般的には、
① 主権国家である(領域内では他国の権力を受けない)
② 中央集権体制が採用されている
③ 法による統治が行われている
④ 国民意識が形成されている
といった特徴が見られます。

質問文の「中央集権」については、これらのうちの1つ、というものです。
ただし、地方分権が進んでいるケースもあるため、絶対に必要な特徴とは言えないです。

経緯としては、
中世の間、ヨーロッパではキリスト教の価値観が支配的で、教皇(キリスト教のトップ)を中心とする支配体制が構築されていました。
ところが、次第にキリスト教や教皇に対する疑念が生まれていき、各地で王を中心とする勢力(国)が本格的に形成されていきます。それが近代国家のさきがけです。
その後、人々の中でも「自分たちは●●人だ!」という意識(国民意識)が形成され、良くも悪くも他国との関係性が築かれていった、という感じです。
(例えば、オリンピックで自国選手を応援するのは国民意識の1つの事例)

なお、民主主義であるかは問われないことが一般的です。
近代国家が成長していく中で、民主主義も育っていった、というニュアンスが近いです。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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