中2数学:1次関数と方程式

<ポイント>

・方程式 ax+by+c=0 のグラフは直線となる
・「方程式 ax+by+c=0」を y について解くと、1次関数の式となる
・「x=〇のグラフはy軸に平行」になり、「y=〇のグラフはx軸に平行」になる

(1)方程式をグラフに描く
ax+by+c=0(a,b,cは定数)のグラフは直線となります。
なぜなら、yについて見れば、1次式なので、y=〇x+●の形に変形できるからです。

たとえば、「方程式 2x-3y-6=0 のグラフを描きなさい。」という問題なら、

2x-3y-6=0
これをyについて解くと、
-3y=-2x+6
両辺を -3 で割ると
y=(2/3)x-2
と変形できます。

つまり、方程式 2x-3y-6=0 のグラフは、「傾きが 2/3 で、切片が -2 の一次関数のグラフ」であるということです。
 
 
(2)「x=〇」「y=〇」のグラフ
「x=〇のグラフはy軸に平行」になり、「y=〇のグラフはx軸に平行」になります。

たとえば、「x=3」をグラフに表そうとします。
この式は「yはおらず、x=3だけ」が示されていますので、「yの値に関係なく、常にx=3である」ことをグラフとして表せばいいということです。

同様に、「y=-3」のグラフであれば、「xの値に関係なく、常にy=-3である」ことをグラフとして表せばいいということです。

これらを座標軸上に表すと、以下のようになります。
軸に平行

<補足>

「方程式 2x-3y-6=0 のグラフを描きなさい。」の別解として、「x=0 や y=0 を代入」して通る点を見つける方法もあります。

x=0 を代入すると、y=2
y=0 を代入すると、x=3

このことから、 2x-3y-6=0 のグラフは (0, 2)と(3, 0)を通るグラフである、と考えることができます。
どちらの方法でも結果は同じですので、解きやすい方法で慣れておきましょう。

<まとめ>

・方程式 ax+by+c=0 のグラフは直線となる
・「方程式 ax+by+c=0」を y について解くと、1次関数の式となる
・「x=〇のグラフはy軸に平行」になり、「y=〇のグラフはx軸に平行」になる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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