<ポイント>
・〔手順1〕グラフから切片を求める(bの値を調べる)
・〔手順2〕x,yがともに整数となっている点を2つ見つけて、傾きを求める
・〔手順3〕求めた傾き・切片から、式をつくる
1次関数のグラフから、「1次関数の式を求める」手順はこのようになります。
(例として、赤いグラフ①の式を求めていきます)
〔手順1〕グラフから切片を求める(bの値を調べる)
まず、グラフから一目で読み取ることができるのは「切片」です。
こちらの値を読み取ると、y=ax+b の b の部分が分かります。
①であれば、y軸と(0,2)で交わっていますので、b=2
つまり、①の式は y=ax+2 となります。
〔手順2〕x,yがともに整数となっている点を2つ見つけて、傾きを求める
次に、x,yがともに整数となっている点を2つ見つけます。
(そのうち、1つは切片で構いません)
そして、その2点について、「左側の点から右側の点を見た」場合に、
「右にいくつ増え、上にいくつ増えたのか」を調べます。
(右下がりのグラフの場合、-をつけて表現します)
①であれば、切片(0,2)と(1,3)を通っていますので、
「右に1増えると、上に1増える」と判断できます。
よって、傾き=〔yの増加量〕/〔xの増加量〕=上に〇 / 右に●で求めることができますので、
傾き=1/1=1 つまり a=1 となります。
〔手順3〕求めた傾き・切片から、式をつくる
上記の手順1・2より、a=1(傾き), b=2(切片) と分かったので、
①のグラフは y=x+2 とわかります。
その他の②、③も同様に求めると、
②:切片=-4,傾き=2/1=2 より、y=2x-4
③:切片=4,傾き=(-4)/5=-(4/5) より、y=-(4/5)x+4
<まとめ>
・〔手順1〕グラフから切片を求める(bの値を調べる)
・〔手順2〕x,yがともに整数となっている点を2つ見つけて、傾きを求める
・〔手順3〕求めた傾き・切片から、式をつくる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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