〔質問〕 ロシアとソ連の違いがわかりません |
〔回答〕 簡単に区別するなら、1922~91年の間の国名が「ソ連」で、それ以前とそれ以降の国名が「ロシア」です。 正確なことは下記の「詳細」を見てください。 |
〔詳細〕
歴史的には、1613年に「ロシア帝国」ができ(正確には1721年から)、ロマノフ家という王家の人が皇帝になっていました。
その後、1905年と1917年の2回の革命を経てロシア帝国は滅亡し、まずは「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」というものに代わります。この段階ではまだソ連ではないです。
歴史的には、1613年に「ロシア帝国」ができ(正確には1721年から)、ロマノフ家という王家の人が皇帝になっていました。
その後、1905年と1917年の2回の革命を経てロシア帝国は滅亡し、まずは「ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国」というものに代わります。この段階ではまだソ連ではないです。
その後、現在のウクライナ、ベラルーシ、アゼルバイジャン等でも同様に「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国」のようなものに代わっていき、
1922年にこれらが結束することで「ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)」という1つのまとまりになった、という経緯です。
言い方を変えると、ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)の中に、ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国やウクライナ・ソビエト社会主義共和国などがあったという関係性で、
ソ連が存在していた1922~91年の間でも一応「ロシア」というものは存在していたということになります。
ただ、ふつうはここまでの話はしませんので、テストで聞かれたりしたら、1922~91年のことは「ソ連」、それ以外は「ロシア」というような答え方をしておいてください。
たしかにロシアはソ連の中の中心的存在でしたが、実際に条約などはソ連として結んだりしていますので、ソ連と答えるべき所をロシアと答えたらやはりマズいということになります。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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