数学Ⅰ(高校):実数の分類

※ 動画として見たい場合は、
・サイト内ページ:こちら
・YouTubeサイト:こちら

<ポイント>

(1) 有理数:「整数/整数」の既約分数で表現できる数
(2) 無理数:実数のうち有理数でないもの。√2, 1-√2, π 等。循環しない小数となる

(1) 有理数:「整数/整数」の既約分数で表現できる数

① 整数:特に「正の整数」のことを自然数という
② 小数:割り切れる小数(有限小数)と、割り切れない小数(循環小数)がある

※ 循環小数とは、0.45123123123… のように、どこかから同じものを繰り返すというもの(この場合だと小数第3位から 123 を繰り返している)
※ 循環小数は必ず「整数/整数」の形式で表現ができるため(詳細はこちら)、「有理数」であることに注意!

(2) 無理数:実数のうち有理数でないもの。循環しない小数となる

・具体的には、√2, 1-√2 や円周率の π など。
・例えば √2 なら 1.41421356… のようにずっと続いていくが、繰り返し部分は生じない。

※ 循環小数(有理数)と、無理数をまとめて「無限小数」という。

<補足>

(3) 有理数同士の四則演算(+-×÷)の結果は必ず有理数となる

例えば、3+(1/4) とか 3×(1/4) のような計算をしていて、答えが急に無理数になるということはない。

(4) 無理数同士の場合は、必ずしも無理数になるとは限らない

たしかに、ふつう √2×√3 のような計算は無理数(√6)となるが、
・√2+(-√2)=0
・√2+(1-√2)=1
・√2×√2=2
のように、計算結果が有理数になることもある。

<まとめ>

(1) 有理数:「整数/整数」の既約分数で表現できる数
① 整数:特に「正の整数」のことを自然数という
② 小数:割り切れる小数と、割り切れない小数(循環小数)がある

(2) 無理数:実数のうち有理数でないもの。循環しない小数となる
・有理数同士の四則演算(+-×÷)の結果は必ず有理数
・無理数同士の場合は、必ずしも無理数になるとは限らない(結果が有理数になることもある)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています