経済用語:上場企業(じょうじょうきぎょう)

証券取引所で株式の売買が認められている企業。有名な大企業であることが多い。
(補足)
株式会社であれば株式(会社の権利を分割して小口化したもの)を発行し、その株式(会社の権利)は購入希望者が見つかれば売却して譲渡することができる。
これはすべての株式会社について言えることだが、一部の認められた株式会社については見知らぬ人同士で株取引をすることができる。その企業のことを一般に上場企業といい、取引の場を証券取引所という。

英語では listed company と呼ぶ(取引所の企業一覧表に登録されている、の意味合い(のはず))。

一般の投資家が安心して取引できるよう、上場企業となるためには、儲かっているのか(簡単に倒産されたら困る)、組織は大丈夫か(不祥事を起こされたら困る)などの審査が行われる。逆に、すでに上場企業であるなら、こうした審査をクリアーしていることになるため社会的な信用も得やすい。
ただし、上場後、業績が悪化したり、とんでもない不祥事が発覚したら上場が取りやめになる(上場廃止)。

なお、将来有望だがまだ小さい企業にとっては、従来の審査基準であればハードルが高いため、そうした企業向けの取引所も開設されている(詳しくはこちら)。

より正確には、企業にとって上場には資金調達の意味合いもある。新たに発行した株式を見知らぬ人に買ってもらう形で事業資金を出してもらうが、それを円滑に進めるために「売ろうと思えばすぐに売れる場を用意している」というものである。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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