用語:演繹法と帰納法

演繹法(えんえきほう):一般的法則から、いろんな事例に当てはめるアプローチ
帰納法:いろんな事例から、一般的法則を探るアプローチ
 
 
イメージとしては、
演繹法は「数学」がこの捉え方で、例えば「直角三角形なら a2+b2=c2 が成立」という一般的な法則を、
具体的な △ABC や △DEF などで当てはめていく、というようなこと。
 
一方、帰納法は「科学」がこの捉え方で、例えば、実験A・実験B・実験C・… の結果を踏まえると、どうやら物質というのは原子や分子というものからできている、という法則を得るもの。
 
 
近代ヨーロッパ哲学の分野においては、
ヨーロッパ大陸側の「大陸合理論」では、理性(:哲学的には、生まれながらに備わっているもの・こと、という意味)を基にいろいろ判断したりしていく、という演繹法的な立場であるのに対し、
イギリス側の「経験論」では、人間は生まれながらには白紙状態で、経験によっていろいろ書き込まれていく、という帰納法的な立場をとる

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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