世界史用語:イデア論

古代ギリシアで、(ソクラテス弟子である)プラトンが唱えた学説。
この現実の世界で見えているものは、「イデア界」のものを映したものにすぎないというもの。
 
 
例えば、数学の「直線」を書いてみたとき、
直線とは本来「両端がなく(永遠に伸びていて)、幅も持たない」ものであるはずなのに、実際にノートに書く「直線」とは、両端もあって、しかも鉛筆で書くので幅もある。(しかし、実際の数学の授業等では、それを直線として扱う)

これについて、
ノートの「両端もあって、幅もある」というのが、この世界での事象であり、
「両端がなく(永遠に伸びていて)、幅も持たない」というのがイデアの話。

その上で、本来の「直線は、両端がなく、幅も持たない」については、もはや頭の中で考えることしかできない(理性による判断しかできない)、ということになる。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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