世界史用語:晋(しん)

三国時代の後、中国を再統一した王朝。建国者は司馬炎(しば えん)。
265年に魏を乗っ取って建国し、その後、呉を滅ぼして中国全土を再統一した。

その後、内乱や民族の侵入により国力は衰退し、滅亡。
(親戚が)南方に逃れて東晋を建国するに至る。

(補足)
時系列的には、建国が先で、その後に中国を再統一。
魏の家臣であった司馬懿(しば い)、その息子の司馬昭(しば しょう)が勢力を拡大し、さらにその息子である司馬炎が魏を滅ぼして新王朝を建国するに至った。
なお、司馬昭は蜀を滅ぼした人。

都は当初は洛陽で、その後、313年からは長安。
土地制度としては占田法や課田法が導入された。

後半には、諸王(各地に王がいて、皇帝がそれらを束ねる、という構図であった)の反乱である八王の乱(290~306年)や、匈奴の侵入である永嘉の乱(311~316年)が起こり、衰退。
特に永嘉の乱で愍帝(びんてい)が殺害され、晋は滅亡した。

なお、その後は、親戚の司馬睿(しば えい)が南方に逃れて、新たに東晋を建国。南北朝時代の始まりとなる。
東晋との比較で、それまでの晋のことを西晋と呼ぶ場合もある。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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