世界史用語:仏教(ぶっきょう)

前6世紀頃にインドで成立した宗教。創始者はガウタマ・シッダールタ(釈迦(しゃか))。
人生の本質的な苦(四苦)を認識し、八正道(はっしょうどう)と呼ばれる8つの正しい実践を通じて、最終的な目標である涅槃(ねはん)解脱(げだつ))を目指す。
(補足)
八正道は「正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定」と呼ばれるもので、端的に言えば、道徳的および精神的な訓練。

概ね同時期に成立したジャイナ教とは対照的に、
極端な苦行よりも中道(過度な苦行と享楽のどちらも避ける道)を重視し、内面の平穏と洞察を得ることによって苦からの解放を目指す。
また、仏教では誰もが仏性を持ち、正しい実践を通じて覚醒する可能性があるとされている。

仏教は、釈迦の死後、弟子たちによって広められた。
主にクシャトリヤ階級(王侯など)に支持された。

その後、多くの教派や宗派に分化。
大きくは、
・上座部仏教:個人の救済を志向し、主に東南アジアに広まる
・大乗仏教 :万人の救済を志向し、主に中国や日本に広まる
の2つに分類される。
(概ね2世紀頃に大乗仏教が確立)

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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