世界史用語:シュードラ

古代インドのヴァルナ制(≒カースト制)において、隷属民(主に先住民や奴隷)の階級を指す名称。
他の3つのヴァルナ(バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ)によって支配され、社会の最下層に位置づけられていた。
(補足)
主に土地の耕作、家畜の世話、その他の低賃金労働に従事し、社会の物理的な労働を担っていた。
ヴァルナ制の中で社会的、経済的な権利が限られており、教育や宗教的儀式への参加にも制限があった。

他の階級に仕える役割を担い、社会的地位の向上が難しい状況に置かれることがほとんどであった。

なお、シュードラよりもさらに低い位置には「不可触民」が存在し、差別的な扱いを受けた。
ヴァルナ制の枠組みの中にも入っておらず、「汚れた」または「不浄な」職業に従事させられ、現代でもその影響は残っているとされる。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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