世界史用語:新約聖書(しんやくせいしょ)

キリスト教の経典であり、キリスト教の信仰と教義の基礎をなす文書集。
イエス・キリストの生涯、教え、死と復活に関する記述や、初期キリスト教共同体の成立と展開に関する文書から構成されている。
(補足)
新約聖書は、イエスの教えと信者たちの体験に基づいた、
・4つの福音書(マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)
・使徒行伝(使徒の言行録)
・パウロの手紙(パウロ書簡)などの書簡類
・ヨハネの黙示録
の27冊の書から構成され、キリスト教の信仰と実践において中心的な役割を果たしている。

各福音書はイエスの生涯と教えを異なる視点から描いており、使徒行伝は初期キリスト教共同体の拡大と活動を詳細に記述している。
また、パウロの手紙は初期教会の様々な問題に対する指導と助言をし、キリスト教の教義形成に大きく貢献している。

新約聖書は、キリスト教の歴史と発展において不可欠な文書で、キリスト教徒にとっては神の言葉とされ、信仰生活の指針として今日も広く用いられている。

なお、ユダヤ教の経典が旧約聖書であるのに対し、「神との新しい約束」という意味合いで「新約」と呼ばれる。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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