<ポイント>
・2直線の交点の座標は「連立方程式の解」となる
・x軸上の点のy座標は「y=0」
・座標平面上であっても、〔三角形の面積〕=〔底辺〕×〔高さ〕×(1/2)
図のように、2つの直線 y=-2x+8…①、y=x+2…②があります。この2つの直線の交点をP、x軸と①の交点をB、x軸と②の交点をAとします。このとき、次の問いに答えなさい。
(1)交点Pの座標を求めなさい。
(2)線分ABの長さを求めなさい。
(3)△PABの面積を求めなさい。
【解説】
(1)交点Pの座標を求めなさい。
直線の交点は「連立方程式の解」で表されるので、
・y=-2x+8…①
・y=x+2…②
を解くと、x=2, y=4
したがって、P(2, 4) (答え)
(2)線分ABの長さを求めなさい。
①、②のx軸との交点は、それぞれの式に「y=0」を代入すればいいので、
・y=-2x+8…① より、x=4(点Bのx座標)
・y=x+2…② より、x=-2(点Aのx座標)
ABの長さは「2点A,Bのx座標の差」と考えることができるので、
AB=6 (答え)
(3)△PABの面積を求めなさい。
〔三角形の面積〕=〔底辺〕×〔高さ〕×(1/2) より、
△PAB=〔ABの長さ〕×〔点Pのy座標〕×(1/2)=6×4×(1/2)=12 (答え)
<補足>
今回の問題では、三角形の面積の面積をスムーズに求めることができるように誘導されていました。
しかし、テストなど実際の問題では誘導がない場合が多いので、面積を求めるためには「どのような準備が必要なのか」を理解しておく必要があります。
一次関数のグラフの問題では、特に指示がなくても、「グラフの交点」「x軸、y軸との交点の座標」を求める習慣をつけておきましょう。
<まとめ>
・2直線の交点の座標は「連立方程式の解」となる
・x軸上の点のy座標は「y=0」
・座標平面上であっても、〔三角形の面積〕=〔底辺〕×〔高さ〕×(1/2)
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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