世界史用語:ゾロアスター教

紀元前7世紀に、古代ペルシアの預言者ゾロアスター(またはツァラトゥストラ)によって創始された宗教。

善と悪の二元論的な世界観を持ち、善の神アフラ・マズダと、悪のアーリマンとの対立からこの世が成り立っているとされる。
信者たちはアフラ・マズダを崇拝し、正義、真実、善行を行うことを求められ、善行を積むことによって最終的に善が悪に勝利するという世界観を持っている。

また、火を拝むことから、拝火教(はいかきょう)とも呼ばれる。

アケメネス朝ペルシアの王たち、特にダレイオス1世によって奨励され、帝国内で広く信仰された。
後に、ササン朝ペルシアではアルダシール1世によって国教化される等、ペルシアの文化と社会に深く根付き、道徳的、倫理的価値観の形成に影響を与えた。

なお、中国にも伝来しており、祆教(けんきょう)と呼ばれた。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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