世界史用語:下エジプト(しもエジプト)

古代エジプトにおいて、ノモスの集約過程で形成された二つの主要な勢力のうちの1つ。
ナイル川の下流域、現在のカイロ付近から地中海に至る地域を含む。

ナイル川デルタの肥沃な土壌と交通の要所としての地理的利点を有していた。

(補足)
下エジプトは地形的にも比較的開放的で、外部との交易や交流が盛んであったとされる。
一方で、外敵の侵攻の対象にもなりやすかった。

エジプト全土を統一するため、上エジプトとはよく争った。
上エジプトとは、後にメネス王によって統一された(前2850年頃)。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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