世界史用語:門下省(もんかしょう)

唐の三省六部制度の中で、法案の審議を行った機関。
自分たちに都合の悪い法案が来れば差し戻すことができた。
(補足)
主に皇帝の諮問機関としての役割を果たし、(唐では)中書省が作成した法案や政策を審査した。

一般に、上記のように、門下省は「自分たちに都合の悪い法案は差し戻した」というように悪く言われることが多いが、
実際には必ずしもそればかりではなく、皇帝や政府の意思決定が誤った方向に進むのを防ぐチェック役としても機能した。

なお、法案の承認後は尚書省に管轄が移り、具体的な行政機関である六部の下で施行されていった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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