（補足）
古代エジプトの象形文字はヒエログリフ（神聖文字）とも呼ばれ、ピラミッドや神殿の壁、パピルス文書などに刻まれた。

文字としては視覚的表現に特徴があり、動物、人間の姿、様々な物体や抽象的な概念が図像として表され、これらは個々の音節や単語を表すために使用された。
紀元前3000年頃に成立し、数千年にわたって使用され続けた。

19世紀初頭のロゼッタ・ストーンの発見によって研究が進展し、1822年にシャンポリオンが解読に成功した。

なお、古代エジプトでは、ヒエログリフ（神聖文字）から派生したデモティック（民用文字）も生まれている。