世界史用語:線文字B(せんもじびー)

ミケーネ文明で使用された文字。
主に紀元前14~前12世紀にかけて、ミケーネ文明の最盛期に使用されていた。

主に粘土板に刻まれ、当時の行政文書や経済記録に使われ、ミケーネ文明の政治的、経済的、社会的構造を理解する上で重要な情報源となっている。

〔補足〕
線文字Bの発見と解読は、考古学者ヴェントリスによって行われ、ギリシア語の初期形態を表すものとされている。解読は1952年。

解読によって、ミケーネ文明の経済活動、社会構造、宗教的慣習に関する情報がもたらされた。
ミケーネ文明の理解を深めるだけでなく、古代ギリシア文明の成立過程に関する知見も得られ、古代ギリシア文明の研究における画期的な進展となった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています