世界史用語:焚書・坑儒(ふんしょ・こうじゅ)

秦の始皇帝が行った、主に儒家に対する弾圧。思想統制。
「焚書」は書物を焼き捨てること、「坑儒」は(儒家の)学者を生き埋めにすることを指す。
(補足)
法家思想の絶対化と国家統制の徹底を目的とし、法家の李斯が実行したとされる。
正確には、儒家に限らず、法家以外の思想が広く対象となった。
ただし、医薬、占い、農業に関しては対象外であった。

秦の独裁的な統治と強圧的な政治手法を象徴する出来事として、始皇帝と秦王朝に対する後世の評価を大きく下げる要因にもなっている。

なお、文化史の観点では、法家以外の思想について、それまでの書物や議論の多くが断絶し、古典研究に大きな制約が生じることにもなった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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