世界史用語:法家(ほうか)

古代中国の諸子百家の1つ。
「法」というルールによって国を治めるという考え方に基づいており、法律の厳格な適用と中央集権的な統治を重視。
代表的人物として、商鞅や李斯(それぞれ秦)、韓非(韓)。
(補足)
人の自然な欲望や行動は秩序や国家の安定にとって潜在的な脅威であると考え、法という外的な力で抑制すべきだと主張。
仁や礼を重視する儒家とは対照的な思想でもある。

特に秦が採用したことで有名。
中国の統一の過程では文化形成が異なる地域を支配したこともあり、法というルールで一律に統治することを目指した。
ただし、秦については、儒家の弾圧である焚書坑儒を行っており、法家思想の導入のやり方については問題点もあった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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