世界史用語:殷(いん)

実在が確認されている中国最古の王朝。
前17世紀~前1046年にかけて存在。黄河流域を中心に栄えた。
(補足)
建国者は湯(とう)。夏の桀(けつ)を滅ぼして建国したとされる。
都は商。「商という邑」の意味合いで商邑(しょうゆう)とも呼ばれる。

複雑な社会組織、高度な青銅器製造技術、先進的な都市計画を特徴とする王朝であった。
また、宗教的な祭祀活動が盛んで、祖先崇拝や占いが行われていたことが甲骨文字から明らかになっている。

王と貴族によって支配されていたとされ、多くの都市や農村が支配下にあった。
経済活動としては、農業の他に商業や工芸も発展しており、特に青銅器の製造は非常に進んでいたとされる。

殷の遺跡や遺物は、中国北部の多くの地域で発見されている。
二里岡(にりおか)遺跡や、殷墟(いんきょ。商の遺跡)が代表的。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています