世界史用語:上座部仏教(じょうざぶぶっきょう)

仏教の宗派で、古くからの教えを守り続ける保守派。
原始仏教に近く、ブッダの初期の教えに忠実で、個人の修行と悟りを通じての救済を重視する。
(補足)
マウリヤ朝のアショーカ王が、息子のマヒンダをスリランカに派遣したことからインド以外にも伝播し始め、その後、ミャンマー、タイ、カンボジアなど、東南アジアに伝播していった。
(なお、ベトナムは中国の文化の影響を受けたことから大乗仏教)

大乗仏教が万人の救済に重きを置くのに対し、上座部仏教は個人の精神的成長に重きを置く。
煩悩を断ち切り、輪廻からの解脱を達成することを最終的な目的としている。
修行者は、道徳規範である戒律を守り、瞑想や慧の開発を通じて心を浄化し、最終的にはアラハント(悟りを完全に達成した人)の境地を目指す。

大乗仏教に対して小乗仏教と呼ばれることもあった。これは、上座部仏教が「個人」を対象としていることから、「小乗(小さい乗り物)」という見方をされたためだが、差別的な意味合いも含まれることから近年ではあまりそうは呼ばれない。
上座部仏教徒自身は、「長老たちの教え」という意味の「テーラワーダ」を用いる(上座部仏教はテーラワーダ仏教とも呼ばれる)。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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