九品中正における身分固定化の状況を表す言葉。
上層の階級(上品)に低い身分出身者(寒門)が就くことはかなり難しく、また下層の階級(下品)に高い身分出身者(勢族)が就くことはない、という状況を意味している。
上層の階級(上品)に低い身分出身者(寒門)が就くことはかなり難しく、また下層の階級(下品)に高い身分出身者(勢族)が就くことはない、という状況を意味している。
(補足)
九品中世は、郷挙里選の問題点(実力に劣る者でもコネで選ばれることが横行)を解消すべく導入されたが、
そもそも、名家であれば下の品にはならないシステムであったり、中正官(人物の評価をする役職)のさじ加減次第の面があった。
九品中世は、郷挙里選の問題点(実力に劣る者でもコネで選ばれることが横行)を解消すべく導入されたが、
そもそも、名家であれば下の品にはならないシステムであったり、中正官(人物の評価をする役職)のさじ加減次第の面があった。
能力や功績による階層間の移動も制限され、結局は、その人の出身などで社会的地位が決まるという、身分の固定化に繋がってしまった。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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