世界史用語:上エジプト(かみエジプト)

古代エジプトにおいて、ノモスの集約過程で形成された二つの主要な勢力のうちの1つ。
ナイル川の上流に位置し、ナイル川の第1の滝からメンフィスまでの地域を含んでいた。

ナイル川流域の肥沃な土地に恵まれ、農業を中心とした経済活動が盛んだった。

(補足)
上エジプトは、(下エジプトと比べて)ナイル川の狭い谷間と断崖絶壁が特徴的な地域で、それにちなんだ独自の政治的・文化的特徴を持っていたとされる。
神殿や墓地、特有の芸術様式で知られ、古代エジプト文化の重要な一部を形成していた。

また、古代エジプト王国の初期の形成において中心的な役割を果たし、多くの初期王朝がこの地域から出た。

エジプト全土を統一するため、下エジプトとはよく争った。
下エジプトとは、後にメネス王によって統一された(前2850年頃)。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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