世界史用語:ヴァルダナ朝

グプタ朝の滅亡後、インド北部に成立した王朝。期間は606~647年。
創始者であるハルシャ・ヴァルダナ(戒日王)が、短期間で広大な領土を統一した。
(補足)
都はカナウジ。

政治的には分裂と争いが多い時期であったものの、ハルシャの統治下で比較的安定し、文化的にも繁栄した。
ハルシャは、元々はヒンドゥー教徒でありながらも、仏教やジャイナ教に対しても寛容な態度を取った。宗教的な集会や文化的な祭典が盛んに開催され、様々な宗教や文化が共存していた。
また、学問や文学、芸術が奨励され、多くの詩人や学者が宮廷に集まった。ハルシャ自身も詩人として知られ、劇作品も残している。

ヴァルダナ朝はハルシャの死とともに急速に衰退した(実質的に1代で崩壊)が、
インド史においてグプタ朝の「黄金時代」に続く重要な歴史的時期とされている。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています