（補足）
同じ内容（紀元前196年に出された、プトレマイオス５世を称える勅令）の文面が、上部にヒエログリフ（神聖文字。いわゆる象形文字）、中部にデモティック（民用文字）、下部に古代ギリシア文字で刻まれている。
古代ギリシア文字を手掛かりにすることで、シャンポリオンが1822年に象形文字の解読に成功した。

なお、1799年に発見したのはフランス軍だが、
その後、1801年にフランス対イギリスの戦いでイギリスが勝利し、戦利品として持ち帰ったことで、現在ではイギリスの大英博物館にある。