世界史用語:プレブス

古代ローマにおける平民階級の名称。社会の大多数を占めていた。
貴族階級であるパトリキとは対照的に、初期のローマ共和政においては政治的、社会的権利から排除されていた。
(補足)
初期のローマ共和政は階級闘争の歴史でもある。
プレブスは自らの権利と地位向上のため、度重なる社会的、政治的抗争を行った。平民のストライキである聖山事件などが代表的である。

こうした闘争は、ローマの政治体制に大きな変化をもたらし、次第にプレブスにも政治参加の権利が与えられるようになった。
プレブスの代表である護民官の設置や十二表法の制定、さらにはリキニウス・リキニウス法やホルテンシウス法の制定は、その成果である。

共和政後期には、プレブスとパトリキ間の区別は徐々に曖昧になっていった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています