世界史用語:ハルシャ・ヴァルダナ

ヴァルダナ朝(606~647年)の創設者。
若くして王位に就き、分裂していた北インドを短期間で再統一することに成功した。
(補足)
戒日王とも呼ばれる。
グプタ朝(320頃~550年頃)以来の、北インドの統一王朝を築いた。

統治期間は、北インドにおける政治的な安定と文化的な繁栄の時期とされる。
元々はヒンドゥー教徒でありながらも、仏教やジャイナ教に対しても寛容な態度を取った。宗教的な集会や文化的な祭典が盛んに開催され、様々な宗教や文化が共存していた。

また、学問や文学、芸術が奨励され、多くの詩人や学者が宮廷に集まった。ハルシャ自身も詩人として知られ、劇作品も残している。

なお、中国からの渡印僧である玄奘もこのときにやってきている。

しかし、ハルシャの死後、ヴァルダナ朝は急速に衰退し、実質的に1代で崩壊。帝国は分裂した。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
アンケートへのご協力をお願いします(所要2~3分)
「将来設計・進路」に関するアンケートを実施しています。ご協力いただける方はこちらよりお願いします
(Googleフォームにアクセスします)

当サイト及びアプリは、上記の企業様のご協力、及び、広告収入により、無料で提供されています