世界史用語：ハドリアヌス

ローマ帝国の皇帝で、五賢帝の１人。治世は117～138年。
ブリテン島（現在のイギリスの島）に長城を建設する等、帝国の防衛体制を強化するとともに、過度の領土拡大を避ける政策を採用した。

（補足）
長城はブリテン島北部に建設され、帝国の北方境界を守るために用いられた。

過度の領土拡大を避けた理由は、
新たな異民族をかかえることによる統治の手間（反発を受けたりもしやすい）を避けたり、
新たな維持費も増やさないようにするため。

すでに帝国内にある地域については、直接状況を視察し、中央集権的な統治と地方のニーズのバランスを取ることに努めた。

また、ハドリアヌスは文化に深い関心を持ち、帝国内の多様な文化の発展にも寄与している。

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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