世界史用語:ドラヴィダ人

古代インダス文明を形成したとされる民族の1つ。
インダス文明は、前2600~前1900年頃にかけて、現在のパキスタンと西インドの一部で栄え、高度な都市計画、建築技術、社会組織を有していた。
(補足)
現在のインド亜大陸の南部とスリランカに住んでいるドラヴィダ語族の人々の祖先と考えられている。
ただし、インダス文明で用いられていたインダス文字が未解読であるため、ドラヴィダ人の民族系統、文化、言語などはよくわかっていない。

インダス文明の崩壊後、南インドへ移動したという説がある。
アーリア人がインドに侵入(カイバル峠を越えてやってきて、ガンジス川流域に定着)していたという事情もある。
この移動が、インド亜大陸の北部と南部の文化的、言語的な多様性の一因となった可能性がある。

なお、サータヴァーハナ朝やパーンディヤ朝はドラヴィダ系の王朝と考えられている。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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