世界史用語:ダマスクス

世界史的には、古代ではアラム人の拠点、中世以降はウマイヤ朝の都として登場する。
現在のシリアの首都(ダマスカス)。
(補足)
地中海の東岸地域に位置し、アラム人による商業活動の中心地となる等、地理的にも重要な箇所。
複数の文化と言語の融合点としても重要で、商業、文化、宗教に多様性が見られた。

古代
紀元前2000年頃から人が居住していたとされる。古代エジプト、ヒッタイト帝国、アラム人の支配下にあった時期がある。

ヘレニズム時代以降
紀元前333年にアレクサンドロスがダマスクスを征服し、その後、セレウコス朝、ローマ帝国、ビザンツ帝国の支配を受ける。

イスラーム時代の始まり
7世紀初め、イスラーム教徒による征服が行われ、ウマイヤ朝の都となった。この時代には多くのイスラーム建築も建設された。

中世
十字軍やモンゴルの侵攻を受けるが、マムルーク朝の時代に安定を取り戻す。

オスマン帝国時代
16世紀初頭からオスマン帝国の支配下に入り、商業的にも重要な都市として発展した。

近代と現代
第1次世界大戦後はフランス委任統治領シリアの一部となる。
1946年のシリア独立後はシリアの首都として政治、文化、商業の中心地となった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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