世界史用語:ササン朝ペルシア

224~651年の約400年間、ペルシア(現在のイラン)地域を支配した国家。
創始者はアルダシール1世。パルティアを滅ぼし、成立した。

最終的にはイスラーム勢力によって滅亡。

(補足)
創始者のアルダシール1世、その息子のシャープール1世と、全盛期のホスロー1世が有名。
東西の交易路を支配したり、特にホスロー1世の頃には建築、彫刻、壁画などの芸術が隆盛を極め、政治的、軍事的、文化的に非常に強力な帝国となった。

また、アルダシール1世は、ペルシア地域で伝統的に有力であったゾロアスター教を国教としている。

一方、対外的には、西方ではローマ帝国やビザンツ帝国(東ローマ帝国)、東方ではエフタルとの抗争が続いた。
エフタルについては突厥と手を組んで撃退したが、総じて、これらによって疲弊し、特にホスロー1世の死後に衰退が顕著になっていった。

最終的には、当時としては新興であったイスラーム勢力との戦い(ニハーヴァンドの戦い(642年))に敗れ、その後しばらくして滅亡することとなった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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