世界史用語:世界市民主義(コスモポリタニズム)

ヘレニズム時代に定着した考え方で、
個々のギリシアのポリスや特定の民族集団に限定されることなく、世界全体の一員としての意識を持つべきとする思想。
(補足)
アレクサンドロス大王の征服とヘレニズム文化の拡散によって促進された。
異なる文化的背景を持つ人々の間の理解と共存を促進した一方で、元々のギリシア内にあった地域的な共同体意識が薄れる一因ともなった。

また、世界市民主義は、哲学的な思想としても発展。
「人間はどのような社会的、地理的背景を持っていても、理性を共有する存在として、普遍的な人間社会の一員である」として、ストア派などの哲学者たちによってさらに推し進められた。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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