ガリア遠征の成功や、ポンペイウスを破ったりしたことでその地位を得たが、元老院の反感を買い、ブルートゥースらによって暗殺された。
英語名ではシーザーと呼ばれる。スペルは Caesar。
前60年、第1回三頭政治と呼ばれる、カエサル、ポンペイウス、クラッススによる、非公式の政治体制・同盟を結び、元老院勢力に対抗する姿勢を見せる。
しかし、前53年、クラッススの戦死により三頭政治は崩壊し、カエサルとポンペイウスの間の対立は深まった。
前49年、遠征中にポンペイウスの陰謀を知る。急いでローマに帰ってくる中で、ルビコン川を渡る際に「さいは投げられた」と言ったことは有名。
これは、ルビコン川はローマ本土と属州の境であり、軍を率いてここを渡ることは反逆に当たるためで、一か八かの勝負に出た、という意味合い(さい(賽)はサイコロの意味。要は賭けに出たということ)。
そして、ポンペイウスとの権力闘争に勝ち、カエサルはローマを掌握することとなった。
特に終身独裁官への就任は、共和政ローマの伝統的な政治システムへの挑戦であり、結果的には帝政への移行の予兆にもなっていた。
また、エジプトの女王クレオパトラとの同盟関係でも知られている(かつ愛人関係とも言われている)。
しかし、カエサルへの権力集中や改革は多くの元老院議員にとって脅威で、結果、前44年、彼は元老院議員の一団によって暗殺される。
このとき、暗殺側に仲間と思っていたブルートゥースがいたことで、「ブルートゥース、お前もか」と叫んだことは有名。
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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