地理用語:ウィーン条約

〔概要〕
環境問題(特にオゾン層の保護)に関する国際的な合意。
正式には「オゾン層の物質による損耗に関するウィーン条約」と呼ばれ、1985年にオーストリアのウィーンで採択された。
〔補足〕
1980~90年代に、特定の化学物質(フロンガス等)が成層圏のオゾン層を破壊していることが明らかになり、人々の健康や生態系に悪影響を及ぼす可能性が懸念された。このウィーン条約は、オゾン層の破壊を防ぐためのもの。
具体的な物質の削減目標や手段はこの条約では定められていないが、続いて、1987年に「オゾン層を破壊する物質の生産と消費の規制に関するモントリオール議定書」が採択され、フロンガス等の特定の化学物質の生産や使用を削減・禁止する具体的な取り決めが行われた。

なお、「ウィーン条約」と呼ばれるものは歴史的に何回もあるが、地理で登場するものは基本的にこのウィーン条約。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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