世界史用語:アリウス派

ニケーア公会議(325年)で異端とされたキリスト教の宗派。
「キリストが神の創造物であり、神と本質的に同一ではない」という信念に基づく教義で、アタナシウス派やその他の教義と大きく異なるものであった。
(補足)
アリウスはアレクサンドリアの司祭であった人。
上記の「キリストが神の創造物であり、神と本質的に同一ではない」というのは、「キリストが父なる神よりも劣る存在である」ということを意味している。

ニケーア公会議で採択されたニケーア信条は、キリストの神性を強調し、アリウス派の見解を否定する内容となっていた。

なお、アリウス派の異端宣言は、キリスト教の教義の統一と正統性を確立するための取り組みという点で、キリスト教の歴史における重要な分岐点となった。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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