世界史用語:アメンホテプ4世

古代エジプト新王国時代の王で、アマルナ改革と呼ばれる大胆な宗教改革を行った。紀元前14世紀。
多神教から一神教への移行を試み、都もテル・エル・アマルナに遷した。
(補足)
都のテーベでは守護神のアモン(さらには、ラー神と結合したアモン・ラー)に宗教的権威があり、これを祀るアモン神官たちが力を持つようになっていた。
この神官勢力を抑えるため、アモン神の崇拝を廃止し、「アトン」を唯一の神として崇拝することを強制した。

また、自らの名前をイクナートン(「アトンに愛される者」という意味)に変更した。

都はテル・エル・アマルナに遷され、こうした改革をアマルナ改革、この時代をアマルナ時代という。
写実的なアマルナ美術も栄えた。

しかし、アマルナ改革はこれまでの伝統的なスタイルから大きく逸脱したもので、混乱も生んだことから、アメンホテプ4世の死後、多神教に戻され、都もテーベに戻された。

なお、仮面で有名な「ツタンカーメン」はアメンホテプ4世の子。

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

 
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