〔質問〕 世界史の優先勉強の分野に『ヨーロッパ勢力のアジア進出』と書いてありましたが、該当部分は大航海時代のことを指しているのですか? |
〔回答〕 というよりは、その後の、帝国主義時代(中国(清)やインドへの進出等)の方だと思われます |
詳細
もともとヨーロッパ勢力は香辛料を調達するために、インド方面と繋がりたいという意向がありました。しかし、イスラーム勢力の拡大、特にオスマン帝国の成立以降は、昔ながらのルートでインドと貿易することが困難になっていきました。
そうした中、他のルートを開拓しようとしたのが大航海時代で、結果として、アフリカ回りの航路やアメリカ大陸が発見されました(西回りでインドに行こうとしたら途中にあった)
これがだいたい15~16世紀頃で、スペイン、ポルトガルがリードしていきました(その後、オランダ)
その後、産業革命が起こって以降は、ヨーロッパは製品を売りつける先として、アジアやアフリカ等を支配下に置いていきました。いわゆる帝国主義時代で、『ヨーロッパ勢力のアジア進出』とはこの時代のことを指していると思います。
そして、この頃には、イギリスやフランスがアジア地域に進出していきました。
(この頃は、香辛料の重要度はすでに低下)
ちなみに、違う言い方をすれば、ドイツは出遅れていたわけです。そうした中で、19世紀後半から20世紀にかけてドイツが植民地欲しさにやんちゃをしていき、2回の世界大戦に至った、という流れです。
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