中3数学:2次方程式の利用(平面図形の面積に関する問題)

<ポイント>

・「問題文の意図を読み取り」、式を立てる
・すぐに数や文字で式を立てず、図をきちんと描くことで整理しやすくなる
・解が出たら、問題の条件に合うか確認する

【例題】
横の長さが縦の長さよりも 5m 長い、長方形の土地があります。この土地の面積が 84m2 であるとき、この土地の縦と横の長さを求めなさい。
 
 
【解説】
問題文から、「横の長さが縦の長さよりも 5m 長い」とあるので、
縦の長さを x とすると、横の長さは x+5 となります。

長方形の図をつくると、このようになります。
長方形1
〔長方形の面積〕=〔縦の長さ〕×〔横の長さ〕より、
x(x+5)=84 という2次方程式を立てることができます。

これを解いて、
x(x+5)=84
x2+5x=84
x2+5x-84=0
(x-7)(x+12)=0
x=-12, 7

x は長さのため x>0 より、
x=7

よって、縦の長さは 7m、
また、横の長さは 7+5=12m となります。

<補足>

「横の長さが縦の長さよりも 5m 長い」とあるので、縦の長さを x m とすると、横の長さは x+5 m となります。

上の例題ではこのように考えましたが、「縦の長さは横の長さよりも 5m 短い」と考えることもできます。
この場合、横の長さを x m とし、縦の長さを x-5 m として解くことができます。

いずれにしても、「自分がどの数を x とおいたのか」を意識して解くようにしてください。

<まとめ>

・「問題文の意図を読み取り」、式を立てる
・すぐに数や文字で式を立てず、図をきちんと描くことで整理しやすくなる
・解が出たら、問題の条件に合うか確認する

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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