<ポイント>
・根号を含む式の加法・減法は「根号の中の数をできるだけ簡単にして」計算する
・(m√a)+(n√a)=(m+n)√a
・(m√a)-(n√a)=(m-n)√a
たとえば、
(√75)-(√27)+(√12) は「根号の中身がちがう」ため、これ以上計算できないように見えます。
しかし、「根号の中の数をできるだけ簡単に」すると、
(√75)-(√27)+(√12)
=(5√3)-(3√3)+(2√3)
=(5-3+2)√3
=4√3
このように、「根号の中の数がそろって、計算ができるように」なります。
その際、
(m√a)+(n√a)=(m+n)√a
(m√a)-(n√a)=(m-n)√a
のように、「文字の係数のように」計算します。
【例題】次の計算をしなさい。
① (√32)+(√18)
=(4√2)+(3√2)
=(4+3)√2
=7√2
② {(√18) / 3}-{(√32) / 8} (←√ の中の数を小さく)
={(3√2) / 3}-{(4√2) / 8} (←√ の外の部分で約分できる)
=(√2)-{(√2) / 2}
={1-(1/2)√2
=(√2) / 2
このように分数が含まれていても、計算ができます。
<まとめ>
・根号を含む式の加法・減法は「根号の中の数をできるだけ簡単にして」計算する
・(m√a)+(n√a)=(m+n)√a
・(m√a)-(n√a)=(m-n)√a
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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