<ポイント>
・分母が √ を含む式のとき、「分母を √ のない形にする」ことを有理化するという
・分母・分子に同じ平方根をかけて、分母を有理化する
・「答え」となる式が「分母に √ を含む」場合、必ず有理化を行う
有理化するためには、分母・分子に「分母にあるのと同じ平方根」をかけます。
√a × √a=a となり、根号がはずれることを利用するのです。
【例】次の数の分母を有理化しなさい。
① 1 / (√3)=1×(√3) / (√3)×(√3)=(√3) / 3
② 2 / (√6)=2×(√6) / (√6)×(√6)=(2√6) / 6=(√6) / 3
(分母・分子において、√ の外の部分で約分ができる)
③ 6 / (√12)=6 / (2√3)=6×(√3) / (2√3)×(√3)=(6√3) / 2×3=√3
(分母が a√b の形のとき、√b の部分のみ分母と分子にかける)
<補足>
上の【例】③についてですが、問題では「分母が√12」になっています。
これを利用して、分母・分子に √12 をかけても同じ答えになります。
しかし、上で解いたように、「√ の中を小さい数にしてから有理化」を行う方が、ミスが減ります。
<まとめ>
・分母が √ を含む式のとき、「分母を √ のない形にする」ことを有理化するという
・分母・分子に同じ平方根をかけて、分母を有理化する
・「答え」となる式が「分母に √ を含む」場合、必ず有理化を行う
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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