<ポイント>
・循環小数は、分数で表すことができる
・「循環する部分を消す」という方針で、分数にする
・循環する部分が1けたならば 10x、2けたならば 100x との差を使う
循環小数は、分数で表すことができます。
その方法は、「循環小数を x とおく」ことで、方程式をつくって計算するというものです。
循環する部分が1けたならば 10x、2けたならば 100x …との差を使って計算します。
【例題1】
循環小数 0.[2] を分数で表しなさい。
【解説1】
循環小数 0.[2] を x とおきます。
「循環する部分を消す」という方針で考えると、循環する部分が1けたなので、10x と x の差を使います。
(10倍して、小数点をひとつだけずらすと、きれいに小数点以下が消える)
x=0.222222…・・・①
10x=2.222222…・・・②
②-①より、
9x=2
x=2/9
よって、循環小数 0.[2]=2/9 となります。 (答え)
【例題2】
循環小数 0.[423] を分数で表しなさい。
【解説2】
循環小数 0.[423] を x とおきます。
「循環する部分を消す」という方針で考えると、循環する部分が3けたなので、1000x と x の差を使います。
(1000倍して、小数点を3つずらすと、きれいに小数点以下が消える)
x=0.423423…・・・①
1000x=423.423423…・・・②
②-①
999x=423
x=423/999=47/111
よって、循環小数 0.[423] =47/111 (答え)
<まとめ>
・循環小数は、分数で表すことができる
・「循環する部分を消す」という方針で、分数にする
・循環する部分が1けたならば 10x、2けたならば 100x との差を使う
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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