<ポイント>
・「2乗すると a になる数」のことを a の平方根という
・「x2=a にあてはまる x の値」が a の平方根となる
・平方根は 根号 √ を使って、√a, -√a と表すことができる
「2乗すると a になる数」のことを a の平方根といいます。
たとえば、「16の平方根は?」という問いの答えは、
42=16, (-4)2=16
ですので、4 と -4 ということになります。
つまり、「x2=a にあてはまる x の値」が a の平方根となります。
正の数だけでなく、負の数も2乗すると正になるため、2つあるのです。
(2)根号 √
数学で使う記号「√」は根号といい、ルートと読みます。
「√a」であれば、「ルート a」と読み、「±√3」であれば、「プラスマイナス ルート 3」と読みます。
「√a」は、「2乗したら a になる数のうち、正のもの」という意味を表します。
「ある数 x の2乗が a となる」とき、aが平方数でない場合、√ を使って平方根を表します。
(平方数とは、整数の2乗となる数のこと)
たとえば、「5の平方根は?」という問いの答えは、5が平方数ではないため、根号 √ を使って表します。
5の平方根は、√5 と -√5 となります。
これを、±√5 と表すこともあります。
また、√ は分数の場合にも使うことができます。
「 2/7 の平方根は?」という問いの答えは、2/7 が平方数ではないため、根号 √ を使って表します。
2/7 の平方根は、√(2/7) と -√(2/7) となります。
(±√(2/7) と表しても構いません)
<補足>
どんな数であっても、2乗する(平方する)と「正の数か 0」となります。
そのため、負の数の平方根はありません。
(2乗したとき、負の数にはならないということ)
また、0 の平方根は 0 のみとなります。
<まとめ>
・「2乗すると a になる数」のことを a の平方根という
・「x2=a にあてはまる x の値」が a の平方根となる
・平方根は 根号 √ を使って、√a, -√a と表すことができる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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