<ポイント>
・加法・減法よりも、先に展開を行う
・式の展開を行うときは、( )に入れておく
・同類項をまとめて、整理する
そのため、正しい順序を守って計算することが大切です。
① 加法・減法よりも、先に展開を行う
② 式の展開を行うときは、( )に入れておく
③ 同類項をまとめて、整理する
【例題】
① (x+2)(x+5)+(x+3)(x-3)
② (x-8)(x-2)-(x-5)2
③ (t+4)(t-4)+(t-2)(t-6)-(t-2)2
④ (2x-1)2-4(x+1)(x-1)
【解説】
① (x+2)(x+5)+(x+3)(x-3)
= (x2+7x+10)+(x2-9) (←展開するときは( )に入れる)
= x2+7x+10+x2-9 (←同類項をまとめて、計算する)
= x2+x2+7x+10-9
= 2x2+7x+1 (答え)
② (x-8)(x-2)-(x-5)2
= (x2-10x+16)-(x2-10x+25) (←展開するときは( )に入れる)
= x2-10x+16-x2+10x-25 (←同類項をまとめて、計算する)
= x2-x2-10x+10x+16-25
= -9 (答え)
③ (t+4)(t-4)+(t-2)(t-6)-(t-2)2
= (t2-16)+(t2-8t+12)-(t2-4t+4) (←展開するときは( )に入れる)
= t2-16+t2-8t+12-t2+4t-4 (←同類項をまとめて、計算する)
= t2+t2-t2-8t+4t-16+12-4
= t2-4t-8 (答え)
④ (2x-1)2-4(x+1)(x-1)
= (4x2-4x+1)-4(x2-1) (←展開するときは( )に入れる)
= 4x2-4x+1-4x2+4 (←同類項をまとめて、計算する)
= 4x2-4x2-4x+1+4
= -4x+5 (答え)
<補足>
多項式を展開しながら計算するとき、符号間違いをすることで答えが大きく変わってきます。
ほとんどの場合が、「展開するときに、( )の中に入れない」ことで符号間違いが起こります。
いちいち( )を使うことは面倒に感じるかもしれませんが、大切なことですので( )を使って丁寧に計算していきましょう。
<まとめ>
・加法・減法よりも、先に展開を行う
・式の展開を行うときは、( )に入れておく
・同類項をまとめて、整理する
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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