<ポイント>
・単項式や多項式の積を、「単項式の和の形」にすることを展開するという
・〔多項式の展開〕(a+b)(c+d)=ac+ad+bc+bd
・展開したあと、同類項をまとめる
単項式や多項式の積を、「単項式の和の形」にすることを展開するといいます。
-2(-2x+6) = (-2)・(-2x)+(-2)・6 = 4x-12
このように、分配法則を使って( )をはずす作業も、「展開」です。
(2)多項式どうしの乗法
多項式どうしの乗法では、このような順で展開していきます。
ふつう、左側にある多項式のはじめの項から順に、右側の項とのかけ算(展開)をしていきます。
(この図では、赤のかけ算、青のかけ算の順になる)
そして、展開が終われば、同類項をまとめて計算が終わります。
〔例〕
① (x+a)(y+b)
=x・y+x・b+a・y +a・b
=xy+bx+ay+ab
② (2x+5)(3y−1)
= 2x・3y−2x・1+5・3y−5・1
= 6xy−2x+15y−5
③ (x+y)(4x+3y)
= x・2x+x・3y+y・4x+y・3y
= 2x2+3xy+4xy+3y2 (同類項があればまとめる)
= 2x2+7xy+3y2
④ (2x+y)(x+5y)
=2x・x+2x・5y+y・x+y・5y
=2x2+10xy+xy+5y2 (同類項があればまとめる)
=2x2+11xy+5y2
<まとめ>
・単項式や多項式の積を、「単項式の和の形」にすることを展開するという
・〔多項式の展開〕(a+b)(c+d)=ac+ad+bc+bd
・展開したあと、同類項をまとめる
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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