<ポイント>
・ヒストグラムの山が左寄りなら、箱ひげ図も左寄りになる
・ヒストグラムの山が右寄りなら、箱ひげ図も右寄りになる
・ヒストグラム・箱ひげ図の両方にメリットがある
ヒストグラムの「山の形」に注目すると、「箱ひげ図に表したらどのようになるのか」の予想がつきます。
ヒストグラムの山は、各階級のデータの量を表しているので、「どの部分にデータがかたよっているのか」が分かります。
なぜなら、箱ひげ図の箱の部分も「データのかたよりが大きい部分」に位置することになるからです。
これらのことから、次のことが言えます。
・ヒストグラムの山が左寄りなら、箱ひげ図も左寄りになる
・ヒストグラムの山が右寄りなら、箱ひげ図も右寄りになる
・ヒストグラムの山がほぼ左右対称なら、箱ひげ図も左右対称になる
たとえば、下のヒストグラムは、「やや右寄りの山」ができています。
同じデータを使って、箱ひげ図に表すと、下のものになります。
(2)ヒストグラム・箱ひげ図のメリット
ヒストグラム・箱ひげ図には、それぞれメリットがあるので、「どのようにデータを捉えたいのか」によって使い分けることができればいいですね。
〔ヒストグラムのメリット〕
・全体のデータの分布が把握しやすい
・各階級のデータの個数が分かる
〔箱ひげ図のメリット〕
・中央値がどこにあるのか一目で分かる
・中央値まわりの、およそ半分のデータの分布が分かりやすい
<まとめ>
・ヒストグラムの山が左寄りなら、箱ひげ図も左寄りになる
・ヒストグラムの山が右寄りなら、箱ひげ図も右寄りになる
・ヒストグラム・箱ひげ図の両方にメリットがある
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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