中2数学:玉を取り出す確率

<ポイント>

・確率を求めるときは、まず「すべての場合の数」を求める
・区別がないものでも、確率を考えやすくするため名前をつけると便利
・書き出すときに樹形図を用いると、数え漏れしにくい

【例題】
袋の中に、赤玉が3個、黒玉が2個入っています。この中から、同時に2個の玉を取り出すとき、次の確率を求めなさい。

① 2個とも赤玉になる確率
② 1個が赤、1個が黒になる確率

【解説】

赤玉、黒玉の中では、それぞれ区別がありません。(見た目から判断できない)
考えやすくするために、赤玉を①②③、黒玉を④⑤として考えると表しやすくなります。
(①~⑤などの数字でなくても、A~Eなどのアルファベットでも構いません)

まず、〔すべての場合の数〕を求めます。

(1, 2), (1, 3), (1, 4), (1,5)
(2, 3), (2, 4), (2, 5)
(3, 4), (3, 5)
(4, 5)
の10通りある。
赤黒玉
① 2個とも赤玉になる確率
「2個とも赤玉になる」ということは、「①〜③のみ」を使う組み合わせを選べばいい。

よって、(①, ②), (①, ③), (②, ③)の3通り。
したがって、3/10(答え)
 
 
② 1個が赤、1個が黒になる確率
「1個が赤、1個が黒になる」のは、
(①, ④), (①, ⑤), (②, ④), (②, ⑤), (③, ④), (③, ⑤)の6通り。

したがって、6/10=3/5(答え)

<まとめ>

・確率を求めるときは、まず「すべての場合の数」を求める
・区別がないものでも、確率を考えやすくするため名前をつけると便利
・書き出すときに樹形図を用いると、数え漏れしにくい

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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