中2数学:場合の数の求め方と確率の比較

<ポイント>

・順序良く「場合を整理する」ためには、枝分かれした図である樹形図を使う
・場合の数を求めるには樹形図を書くとわかりやすい(数え漏れしにくい)
〔確率〕=〔ある事柄の起こる場合の数〕/〔すべての場合の数〕

【例題】
Aさん,Bさんの2人が、それぞれ硬貨を同時に投げます。このとき、以下の①~③のうち、最も起こりやすいことがらはどれですか。

① 2枚とも表となる
② 2枚とも裏となる
③ 1枚が表、もう1枚が裏となる
 
 
【解説】
Aさん、Bさんそれぞれが投げた結果を、表なら◯、裏なら×として表しました。
すべての場合を書き出すと、下の樹形図のようになります。
(このように、場合の数を考えるときに使う「枝分かれしていく図」を樹形図といいます)
樹形図1
① 2枚とも表となる
樹形図より、1通りだけ。
したがって、
〔2枚とも表となる確率〕=1/4

② 2枚とも裏となる
樹形図より、1通りだけ。

したがって、
〔2枚とも裏となる確率〕=1/4

③ 1枚が表、もう1枚が裏となる
樹形図より、2通り。

したがって、
〔1枚が表、もう1枚が裏となる確率〕=2/4=1/2

よって、③〔1枚が表、もう1枚が裏となる〕場合が最も起こりやすいといえる。

<まとめ>

・順序良く「場合を整理する」ためには、枝分かれした図である樹形図を使う
・場合の数を求めるには樹形図を書くとわかりやすい(数え漏れしにくい)
〔確率〕=〔ある事柄の起こる場合の数〕/〔すべての場合の数〕

 

※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります

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