<ポイント>
・「どの場合も起こることが同じ程度に期待できる」とき、同様に確からしいという
・確率とは「ある事柄の起こりやすさの程度」を数で表したもの
・確率は分数を使って表す
どの場合(事柄)が起こることが同じ程度に期待できるとき、「どの結果が起こることも同様に確からしい」といいます。
たとえば、「立方体のさいころ」はふつう「ふるたびに、違う数字が上を向く」ことになります。
たった数回だけふったのであれば、特定の数字が上を向くことが多いかもしれませんが、何百回・何千回…とふる数を増やせば、どの数の同じくらいの割合で上を向くことになります。
このように、「どのような結果になっても不思議でない」という状態を「同様に確からしい」といいます。
なお、数学の確率の問題では、「同様に確からしい」という条件で考えるものが多いです。
(2)確率とは
確率とは「ある事柄の起こりやすさの程度」を数で表したものです。
また、表し方としては、ふつう分数を使って表します。
たとえば、確率が 1/6 であれば、「6回のうち、1回はそうなるだろう」と言っているのです。
また、確率を表す分数は「約分をした形」で表します。
「10回中2回は起こるだろう」という確率は 2/10 ですが、約分して 1/5 で答えましょう。
<補足>
確率を表すときは分数を使いますが、まれにそうでないときもあります。
それは、「起こりえない」ときと、「必ず起こる」といえるときです。
「起こりえない」のなら、確率は 0 となり、「必ず起こる」のなら 1 になります。
<まとめ>
・「どの場合も起こることが同じ程度に期待できる」とき、同様に確からしいという
・確率とは「ある事柄の起こりやすさの程度」を数で表したもの
・確率は分数を使って表す
※ 理解を優先するために、あえて大雑把に書いてある場合があります |
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